医者に恨み

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  • #3070
    野々村
    ゲスト

    初めまして相談があります。3年ほど強迫で精神科に通っていたのですが、症状が軽かったので
    カウンセリングだけで薬は飲んでませんでした。ところが3年目あたりで環境変化で悪化し、初めて薬を飲むことになりました。
    ですが副作用でさらに悪化し何でもなかった事に不安が出てくるようになって、薬を強くするなど悪い方向にあったので
    半年ほどで自己判断で辞めました。するとかなり回復したのはいいのですが
    嫌悪の標的がその医者になってしまい、その医者が住んでそうな所、行きそうな所はダメだ、会いたくない、行けないと行動制限、回避がかかるようになってしまいました。後から別の医者に相談したところ薬服用後は一時的に状況が下がる。そこから上がっていく仕組みだから薬的にしょうがない。という話でしたが
    もう少し説明があっても良かった。薬を強くしていったのは誤診だ。という怒りとトラウマがあり医者を恨んでます。
    薬が合わなくて不安感が増したのに、効いてないと勘違いし強くした点、今でもその時の不安感により誤認した記憶がトラウマになって
    残って生活に支障をきたしています。長年の回避行動も限界で、これは思い切って医者に怒りをぶつけたらいいのか悩んでいます。
    刑事事件に関わるような事は当然避けるべきですが、気が済むまで怒りをぶつけたほうがよいのでしょうか?
    他人への怒りを内々で処理することも大事ですが、本人にぶつけるのも解決策としてどうなのでしょうか?
    よろしくお願いいたします。

    #3072
    公認心理師:矢野宏之
    キーマスター

    この問題は、個別性が高すぎるので、この掲示板での回答は、あくまで参考程度にしてください。

    最初の精神科での薬物療法に関しては、詳細が分からないのですが、主治医の説明不足だと感じる部分があったのですね。

    そして、主治医が嫌悪の対象になり強迫症の症状が悪化したのですね。

    『薬服用後は一時的に状況が下がる。そこから上がっていく仕組みだから薬的にしょうがない。』という部分、どういう説明であったのか不鮮明ではあります。

    一般に強迫症の治療薬は、SSRIになり、SSRIの容量はうつ病にくらべて高用量になるため、薬の増量を早めに行わないといけないことにはなります。SSRIでは、たしかに不安という副作用が出ることはあります。また、服薬は継続的に行わないと治療効果は維持されず、減薬をする場合は再発のリスクがあります。このあたり、自分の気持ちの整理をするために、正しい知識が必要になることもあるかもしれません。

    ただ、ガイドラインに沿った治療であっても、副作用が出たり、様々な問題が出てくることはあります。本来であれば、そのリスクを説明し、意思決定を一緒に考えていく必要がります。これを最近の医療では、共同意思決定と言ったりします。

    しかし、現在の精神科の医療制度では、この共同意思決定に十分な時間が避けずに、説明されていない弊害が起こって、『そんなことが起こるのであれば、その選択肢は選ばなかった』となる事例は多いと思います。

    医薬品副作用被害救済制度というのもありますが、この対象にならない方もかなりいらっしゃいます。https://www.pmda.go.jp/kenkouhigai_camp/

    また、このような相談のために医療安全に関する相談窓口が各都道府県ごとにあります。
    https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/sodan/madoguchi.html

    気持ちの整理についてですが、怒りというのは、気が済むまで相手にぶつけても解消しない場合が多いです。
    トラウマの治療として、『怒り』の感情がない場合は、『怒り』を感じられるように練習していく(自己主張できるようにしていく)ということは必要ですが、『怒り』が積み重なる場合、『怒りを表出』しても、それは解決にならないことが多いです。

    その場合、自分自身がこの件によって、失ったもの、苦しんだことを整理していくことの方がケアには必要になってきます。この場合、回避行動により生活に大きな制限ができてしまったことです。このような苦しみを1人で抱えていることが一つの苦しみになると思います。

    また、この副作用のこととは別にご自身の強迫症が改善していないという点がよりこの問題を複雑なものにしているのかもしれません。そのため、適切な強迫症の治療をうけていくことも必要になるかもしれません。

    #3073
    野々村
    ゲスト

    返信ありがとうございます。

    20代前半、家族がらみで強迫が発症。
    汚染系というもので手洗い、除菌などが必須になり
    そこから人を嫌いになると回避するようになり職場でもうまくいかず。
    なんとか軽かったので薬飲まず頑張りましたが、転職後20代後半に悪化。
    思考侵入がでてきて、嫌な人がよく写真のようにチラチラ出てくる感じで。
    だいぶ調子悪くちゃんと判断できない状況下で
    前からカウンセリングのところで確か、りすぺりどん
    だったか少しづつ飲んだのですが全体的に症状悪化で不安がひどく。
    医師が思考侵入にでて、薬やめて治る感じです。

    それから9年目。今だに精神科関係の医師がトラウマで行こうにも
    行けず、町もろくに歩けず、田舎なので集まるとこはだいたいわかるのも
    最悪で。その医師もコロナ後に廃業今は70代かと。
    除菌ばかりで行動も自由にならないので防戦一方、さすがに頭にきて、電話番号
    調べて文句の一つでもという所です。死んでくれたら一番いいのですが
    さすがにそればかりはどうにも。今は生存は不明

    考えとして「嫌い。怖い。汚い」がごっちゃになってるのもわかります。
    嫌いならそれでいいはずなんですが、どうもそれが汚い、除菌だ。
    という考えになるのも不思議でして。

    時間がたてば自然と治った経験もあります、前の職場でも同じ感じで
    その会社一帯がだめだ。利用できないとあったが、7年くらいかけて
    どうでもいいや。気にしないとなったことも。さすがに今回はひどいので
    いつまでかかるのやら。

    怒りをぶつけた所でかえって対応しだいでは、こじれる悪化する可能性もある。
    だが飛び込んでみると大したことないと思うのか、思い通りいかず1度だけでもなく
    エスカレートする可能もあるので、うーん、これは解決策としてどうなのか。
    多角的に視野を広げて自己解決、本人に怒りをぶつけて発散解決、薬は無理ないし
    他に何かありませんでしょうか?

    医師に悪意はなく、ダメな医師のもと薬が合わなかったよくある話とも
    言えるのですが、なぜそんなマイナーな薬を?とも何か腑に落ちず。説明不足やら
    悪化に気づかないのも怒りを覚えます。

    病気の根っこは家族がらみであり、医師の話は葉っぱみたいなものなので
    筋違いというべか広範性の1つでもあるが症状が辛い。

    どう感情を整理するべきでしょうか?教えてください。

    #3079
    公認心理師:矢野宏之
    キーマスター

    お返事、遅くなって申し訳ありません。

    リスペリドンをどういう意図で処方したのか、当時はどういう状態像だったのかわかりませんが、おそらく、色々な考えがわーっと広がって収集がつかない状態だったのではないかと思います。

    >考えとして「嫌い。怖い。汚い」がごっちゃになってるのもわかります。
    >嫌いならそれでいいはずなんですが、どうもそれが汚い、除菌だ。
    >という考えになるのも不思議でして。

    という部分は、強迫症ではよく起こる現象ではあります。
    ここは、強迫症としての治療も必要ですけれど、心理的な心の整理も必要な部分ではあります。

    嫌悪という感情は汚いという感情と結びつきやすいのですよね。
    そして、嫌悪というのはかなり身体的な感覚と結びついています。
    曝露ということも必要ではありますが、なかなか現状では難しいとは思います。

    この辺り、もう少し、話をきいてみないとわからない部分もありますが、ソマティック・エクスペリエンシングなどのトラウマの治療が役に立つこともあります。

    『怒り』という感情は、その感情を見つめていてもなかなか整理されていきません。一つの解決方法は、『失われたもの』がなんなのかを整理していくことです。
    おそらく、その医師によって、自分の中で失われたものがあるかと思います。その部分を誰かと共有して、分かってもらえたと思ったとき、その気持は整理されてくると思います。

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