この問題は、個別性が高すぎるので、この掲示板での回答は、あくまで参考程度にしてください。
最初の精神科での薬物療法に関しては、詳細が分からないのですが、主治医の説明不足だと感じる部分があったのですね。
そして、主治医が嫌悪の対象になり強迫症の症状が悪化したのですね。
『薬服用後は一時的に状況が下がる。そこから上がっていく仕組みだから薬的にしょうがない。』という部分、どういう説明であったのか不鮮明ではあります。
一般に強迫症の治療薬は、SSRIになり、SSRIの容量はうつ病にくらべて高用量になるため、薬の増量を早めに行わないといけないことにはなります。SSRIでは、たしかに不安という副作用が出ることはあります。また、服薬は継続的に行わないと治療効果は維持されず、減薬をする場合は再発のリスクがあります。このあたり、自分の気持ちの整理をするために、正しい知識が必要になることもあるかもしれません。
ただ、ガイドラインに沿った治療であっても、副作用が出たり、様々な問題が出てくることはあります。本来であれば、そのリスクを説明し、意思決定を一緒に考えていく必要がります。これを最近の医療では、共同意思決定と言ったりします。
しかし、現在の精神科の医療制度では、この共同意思決定に十分な時間が避けずに、説明されていない弊害が起こって、『そんなことが起こるのであれば、その選択肢は選ばなかった』となる事例は多いと思います。
医薬品副作用被害救済制度というのもありますが、この対象にならない方もかなりいらっしゃいます。https://www.pmda.go.jp/kenkouhigai_camp/
また、このような相談のために医療安全に関する相談窓口が各都道府県ごとにあります。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/sodan/madoguchi.html
等
気持ちの整理についてですが、怒りというのは、気が済むまで相手にぶつけても解消しない場合が多いです。
トラウマの治療として、『怒り』の感情がない場合は、『怒り』を感じられるように練習していく(自己主張できるようにしていく)ということは必要ですが、『怒り』が積み重なる場合、『怒りを表出』しても、それは解決にならないことが多いです。
その場合、自分自身がこの件によって、失ったもの、苦しんだことを整理していくことの方がケアには必要になってきます。この場合、回避行動により生活に大きな制限ができてしまったことです。このような苦しみを1人で抱えていることが一つの苦しみになると思います。
また、この副作用のこととは別にご自身の強迫症が改善していないという点がよりこの問題を複雑なものにしているのかもしれません。そのため、適切な強迫症の治療をうけていくことも必要になるかもしれません。