治療内容

強迫性障害に対する認知行動療法

強迫性障害の症状についての理解、自分の症状の把握方法、曝露反応妨害法のやり方、曝露反応妨害法とマインドフルネスを組み合わせた方法などを行っていきます。

 

強迫性障害の患者家族の相談

本人への対応方法を中心とした相談です。特に、患者本人が思春期などの場合は、家族の協力が必要不可欠です。家族対応では、認知行動療法、動機づけ面接、CRAFTなどに基いて、対応方法を考えていきます

 

パニック障害に対する認知行動療法

パニック障害の症状を細かく理解していくことから始めていきます。その後、予期不安、広場恐怖、内部感覚に関してエクスポージャーを行っていきます。また、マインドフルネスも一緒に練習をしていきます。

ずっと残っている内部感覚に関しては、催眠療法も併用していく場合があります。

 

社交不安障害に対する認知行動療法

社交場面において、どのような症状がでているかを理解していくことからはじめます。その後、エクスポージャーの方法について、学んでもらいます。

特定の恐怖対象がある場合は、その対象に対してもエクスポージャーを行っていきます。

 

うつ病に対する認知行動療法 (行動活性化療法)

うつ病は、慢性疾患としての側面を持っています。そして、うつ病にかかると行動の習慣として抑うつ状態に陥りやし行動習慣ができてしまいます。うつ病に対する認知行動療法では、このような習慣を改善していきます。

 

抑うつ・不安・怒りなどに対するマインドフルネス

ストレス・マネージメントとしてのマインドフルネスや、ある程度、認知行動療法やEMDRに取り組んできたけれど、何か残っている感じがする場合などに、マインドフルネスの練習を行っていきます。

認知行動療法に付随する形でマインドフルネスをおこなう方もいらっしゃいますし、マインドフルネスの練習だけをおこなう方もいます。

まずは基本的なマインドフルネスの瞑想の種類を幾つか体験してもらいます。様々なワークを通して、気づきを増やしていきます。

 

トラウマ・PTSD・解離性障害への治療

EMDR、自我状態療法、ホログラフィートークを用いて、トラウマ・PTSDの症状を解決していきます。トラウマは、パワハラ、セクハラ、いじめ、性被害(レイプ、合意のない性行為)、犯罪被害、DV被害、交通事故、虐待、機能不全家族、死別 (ペットロスを含む)などを対象にしています。

解離性障害に関しては、解離症状の管理、トラウマの治療、現在の生活での対処技術向上などを考えていきます。

単回性のPTSDに関しては、PE療法(持続エクスポージャー療法)も行います。

 

ADHD・自閉スペクトラム症の相談

まずは、ADHD、自閉スペクトラム症などの症状を細かくお聞きします。知能検査などの結果に頼らず、現在の生活で出ている特性を細かく聞き取ります。そうすることで、発達障害の特性をよく理解できますし、対策をご自分でも立てられるようになります。

その後、仕事や生活上で困っていることを中心に対策や練習を行います。例えば、スケジュール管理、金銭管理、家庭内での喧嘩、雑談(日常的な雑談から、連絡先交換やデートまでの誘い方等)、電話対応、窓口対応、営業、など、それぞれの場面に対して、対策や練習を行います。

 

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