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#3079
公認心理師:矢野宏之
キーマスター

お返事、遅くなって申し訳ありません。

リスペリドンをどういう意図で処方したのか、当時はどういう状態像だったのかわかりませんが、おそらく、色々な考えがわーっと広がって収集がつかない状態だったのではないかと思います。

>考えとして「嫌い。怖い。汚い」がごっちゃになってるのもわかります。
>嫌いならそれでいいはずなんですが、どうもそれが汚い、除菌だ。
>という考えになるのも不思議でして。

という部分は、強迫症ではよく起こる現象ではあります。
ここは、強迫症としての治療も必要ですけれど、心理的な心の整理も必要な部分ではあります。

嫌悪という感情は汚いという感情と結びつきやすいのですよね。
そして、嫌悪というのはかなり身体的な感覚と結びついています。
曝露ということも必要ではありますが、なかなか現状では難しいとは思います。

この辺り、もう少し、話をきいてみないとわからない部分もありますが、ソマティック・エクスペリエンシングなどのトラウマの治療が役に立つこともあります。

『怒り』という感情は、その感情を見つめていてもなかなか整理されていきません。一つの解決方法は、『失われたもの』がなんなのかを整理していくことです。
おそらく、その医師によって、自分の中で失われたものがあるかと思います。その部分を誰かと共有して、分かってもらえたと思ったとき、その気持は整理されてくると思います。

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