息子(8歳)の雨に対する不安について

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  • このトピックには2件の返信、1人の参加者があり、最後に大川内由希により2年前に更新されました。
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  • #3056
    大川内由希
    ゲスト

    初めまして。ASDの診断がついている息子について相談したい事があります。
    不安感がとても強い子です。対人不安が強く学校は人の多さや色々な刺激への不安から不登校です。また分離不安が強く家の中の移動も一人で別室に行く事を怖がったりする状態で現在は親付き添いでフリースクールに通っています。
    幼稚園の頃からこの状態なので、生まれ持った特性だと思っています。
    その中で今回お聞きしたいのは、雨に対する不安感が非常に強く、常に天気予報をチェックしたり、空を見て少し曇るだけでソワソワしたり泣いて不安を訴えて外出を渋ります。これも幼稚園の時からです。元々は服が濡れる事が不快で一滴でも濡れると怒ったり泣いたりしていたので、それが悪化したのかなと思っています。水着やパンツが濡れる事は平気です。
    傘やカッパ、長靴など濡れない対策をしても効果がありません。これも脅迫症状でしょうか。
    まだ8歳で、雨が怖い。の所までで思考が止まってパニック状態なので、認知行動療法などは難しいのかなぁとと思いますが、いかがでしょうか。

    #3059
    公認心理師:矢野宏之
    キーマスター

    もう少し、きかないとわからないところもあると思いますが、たぶん、強迫行為ではないと思います。
    強迫行為の場合、反復するのですね。例えば、天気予報を確認した後に、見落としているんじゃないか?と思い、天気予報を見直すとか、特定のルールを伴ったやり直しが出てくると強迫行為かなと思います。
    ASDのこだわりと強迫症の強迫行為が違う点は、ASDは構造化し、ルールを決めると落ち着いてきます。例えば、「雨の日は、こうしようね」と決めるなど。しかし、強迫症の強迫行為は、「もしかしたら…」「万が一…」とリスクが怖くて強迫行為を反復するので、構造化しても症状は改善しません。例えば、「雨の日には、この格好で行こうね」と決めても、「本当にその格好で大丈夫なのだろうか?」と調べたり、質問したりを繰り返します。

    認知行動療法の曝露として、ASDの感覚特性を慣れさせていくという方針は、あまり使わないほうがいいい気がします。むしろ、苦手なものはしっかりと避けられるという安心感を持ったほうが、苦手なものに触れられるという発想の方が良い気がします。
    この辺り、科学から理解する自閉スペクトラム症の感覚世界/井手正和 という本がとても参考になると思います。
    曝露というより、心理的な安心感を持つと、感覚過敏が緩和するという発想のほうが実践的だと思います。

    #3060
    大川内由希
    ゲスト

    回答ありがとうございます。
    天気予報を何度も見直したり、窓から空模様を何度も確認しに行ったりはあります。が、特定のルールをやり直すというよりは、雨が降るんじゃないか、降っているのではないかと不安で自分の目で確認しないと気が済まないという感じなので、仰る通り特性からのこだわりなのかもしれません。
    安心できるよう雨具など準備しても安心出来ないので、曇りでさえ不安定になり外出を拒否したがるので生活に支障があり困っています。
    頑張ったらご褒美などで誤魔化したり頑張るモチベーションを上げてみたりもしますが中々難しいです。
    心理的安心感をどうしたら息子が持てるようになるのか、引き続き探っていきたいと思います。
    ご紹介くださって本も以前から興味を持っていたので読んでみます。
    ありがとうございました。

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