「ラチとらいおん」
この本は、私の治療を受けた方に教えてもらった本です。
この本の主人公のラチは、とても弱虫な人間です。そんなラチのもとに、らいおんがやってきます。らいおんは、ラチを特訓して、ラチはどんどん強くなっていきます。
そして、らいおんと一緒に入れば、今まで怖くてできなかったことができるようになっていきます。
しかし、ラチが十分に強くなったと思った時、らいおんは既にラチのもとにはいなかったのでした。
この本に出てくる「らいおん」は、とても認知行動療法の治療者の役割と重なります。
主人公を特訓して、いつの間にかできなかったことができるようになっている。
しかし、そこには既にらいおんはおらず、自分の力で怖さとたちむかっているのです。