強迫症

強迫症(強迫性障害)
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手を何度洗ってもすぐに汚れた気がしてしまう、何度確認してもすぐに不安になってしまうということで困っているあなたは強迫症かもしれません。強迫症は、このような不安(強迫観念)とそれを打ち消そうとする行為(強迫行為)によって維持されていることが分かっています。この強迫症は非常に多様な症状が出現することが特徴で、運転していると自分が知らない間に人を引いてしまったんじゃないか?と思って自分が通った後を確認する方や、4や9といった不吉な数字が頭に浮かんだりするとお祈りなどを必ずしないといけない方も強迫症です。

近年、この強迫症は様々な種類があることが分かっており、新しいアメリカ精神医学会の基準(DSM-5)では、髪の毛を何度も抜いてしまう抜毛症、体の一部を醜いと思い美容整形を繰り返してしまう醜形恐怖症、必要のないものを溜め込んでしまう、ためこみ症といった新しいタイプの強迫症が追加されました。

この強迫症を持っている方は、普段は病気を持っているように見られないために、職場や人の前では、この症状を出さないようにとても努力をされます。その結果、仕事を辞めなくてはいけなくなり、抑うつ状態になる方もいらっしゃいます。

強迫症に対する治療としては認知行動療法が有効であると言われています。認知行動療法は体験を通して、強迫行為をする必要がないことを学んでもらう方法です。

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