自分で暴露儀式妨害法をやる時の注意点:儀式妨害の方法

強迫症(強迫性障害)
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自分で暴露儀式妨害法を行う場合は、儀式妨害を確実に行う必要があります。

反応妨害とは、儀式行為ができない状況を強制的に生み出すと言っても過言ではありません。

洗浄強迫に対する儀式妨害としては、汚し直し、水抜き等呼ばれる方法があります。
洗浄強迫の人は、お風呂に入ると全てリセットされてしまうという問題があるのです。
よくあるのは、お風呂に入るまで我慢しよう、お風呂に入れば、汚れが取れると思うことです。
いくら暴露をしても、お風呂の時間まで頑張ればいいと思っていると、暴露が上手くいかないのです。
そこで、お風呂から上がっても、綺麗になったところを汚しなおすという作業が必要になります。
洗濯した服を汚したくないと思う人もいると思います。そういう人も、洗濯した服を汚れたタオルで汚し直します。

もう一つの洗浄強迫に対する儀式妨害のアイデアとしては、洗えないものを汚すということです。洗うには、必ず水分が必要になります。つまり、携帯電話を始めとした電子機器や、ソファ・ベッドなどは洗いにくい、もしくは洗えないものになりやすいのです。そのため、聖域になる可能性も非常に高いものになります。これらに対して汚すという方法が一つの方法です。
この方法を行うと、洗浄すれば、もっと大変なことが起こるために強迫行為ができないと直感的に思います。

確認に関しては、基本的に、確認できないほど、刺激を沢山つくるという方法が用いられます。
例えば、スイッチの確認であれば、沢山のスイッチを何度もつけたり消したりして、その場を離れていくという方法を行います。

また、実際にスイッチ等であれば、つけっぱなしにして一定期間、その場所から離れることも考えられます。特に、公共の施設など、一旦外に出てしまうと、中に入れない施設でやるととても良いです。
「どれを確認して、どれを確認していないのか分からなくなった」という状況が作り出せれば、良いです。

加害強迫の場合も基本的には同じです。例えば、ボールペンを持ってもらい、人通りの多い所を歩いてもらいます。周囲の人は、他人ばかりなので、危害を加えたかどうかの確認ができない状態が生まれます。高速道路などの一方通行の道もとても良い方法ですね。加害の場合も確認の場合も、一度行ったら、二度といけない場所でやるととても良いです。

縁起強迫・繰り返し強迫の場合も似ています。自分なりのルールを守ったか、守っていないか分からない状態を作ります。例えば、色んな物に次から次へとさわってもらい、何本指で触ったか答えてもらいます。次から次に触ってもらうい、儀式を行う暇がないようにします。

儀式妨害がきちんと行えていれば、不安はすんなり下がってくれます。
儀式妨害が上手くできていないと、本人は何とかしようともがくために、余計に苦しみます。

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