強迫症への治療

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強迫症とは?

強迫症(強迫性障害)とは、特定の行為が止めたいのに止められない病気です。手洗い、確認、心の中でのお祈り、左右対称にする、数を数える、本を読みなおす等様々な症状があります。

強迫症の治療はどうするのか?

強迫症の治療は、薬物療法と認知行動療法の二つの柱で行います。薬物療法は主にSSRIと呼ばれるタイプの薬が用いられます。認知行動療法は、自分が嫌なこと・避けていることをあえてしていく治療法です。現在のところ、薬物療法と同等の効果があることが分かっています。

強迫症はなぜ治らないのか?

強迫症は、適切な治療をすれば、かなりの確率で寛解する病気です。特に薬物療法と認知行動療法をしっかりと行えば、仕事もできる状態まで改善します。

多くの強迫症患者の方は、強迫行為を我慢して治そうとします。例えば、『手洗いの回数を減らそう』『確認を1回にしよう』などです。しかし、このような方法では改善しないのです。今まで、何度もこのような方法で治療しようとして、挫折を繰り返してきたと思います。

強迫観念を無視しようとして治そうとする方も多いです。しかし、これも上手くいきません。何度、無視しようとしても、頭に『汚れているかも…』『確認ができていないかも…』と浮かんでしまうと思います。

これまで紹介した方法は、実は認知行動療法ではありません。そして、これらの方法で治療しようと思っている限りは改善しないのです。

どうしたら強迫症は治るのか?

まずは、強迫症に対する正しい知識を身につけることが必要です。そして、正しい認知行動療法の方法を学んでいく必要があります。初期のカウンセリングでは、自分の症状にあわせて、強迫症を理解したり、どのような認知行動療法をしていけばいいのかを学んでいきます。

家族の方には?

私は、家族からの相談もよくうけます。本人が認知行動療法をしたくない、引きこもり状態にあるなどの相談が多いです。この場合、家族に本人のやる気を出してもらうコミュニケーション方法を学んでもらいます。

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