強迫性障害には、非常にサブタイプが多いです。今回は、その中でも比較的多い強迫性障害です。
これは、一見、ただの悩みのように見えます。
よくあるのは、「元のように頭の回転がいい状態には戻れないんじゃないか?」「あの頃のように、すっきりした感覚にならないんじゃないか?」
などのような雑念が非常に湧いてきます。
雑念強迫・純粋強迫観念とも言ってもよい状態です。
この状態は、目に見える強迫行為はありません。誰かに確認したりすることはあります。
しかし、ずっとこの強迫観念が頭から離れないのです。
雑念強迫・純粋強迫観念の方では、このような「反すう」と呼ばれる現象がずっと起こっている方がいます。
このような方には、雑念が浮かんでもそのままで行動する、雑念の内容を受け入れるように曝露反応妨害法を行っていきます。