強迫性障害への認知行動療法のステップ:心理教育

強迫症(強迫性障害)
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強迫性障害の治療の最初に必要なのがこのステップです。

強迫性障害は、他のどうのようなタイプの強迫性障害でも、特定の行動を繰り返すという点で同じです。特定の行動を繰り返さない場合、回避が起こっていなければ、強迫性障害ではないかもしれません。ただし、特定の行動とは、目に見えるものばかりではありません。例えば、考えを追い払おうとする、頭のなかで当時の様子を思い出して確認するといった行動である場合もあります。

強迫性障害は、強迫観念とそれを打ち消すための強迫行為を必ずセットで持っています。実は、この強迫観念と強迫行為のセットは、必ずしも一定の法則があるわけではないのです。

例えば、洗浄強迫であっても、「これは、汚い?」と確認する確認強迫が出ることがありますし、確認行為でも、背景にある強迫観念は、かなり幅があることがわかっています。

強迫性障害の治療をしていくには、まずこの組み合わせをしっかりと調べていくことが大切です。

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