発達障害のコミュニケーション・トレーニング

自閉スペクトラム症
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ASDのスキル・トレーニングでは、旧来のSSTのように、特定の目的に沿った行動よりも、雑談といった、目的がないコミュニケーションを支援しないといけないと思う。
自分なりのやっているトレーニングの中で気をつけている(チェックしている)こと…

○話すスキル
・加点要素
経験談を話す / 相手の話にコメントをする / 素朴な感情・考えを含める / 適度な間がある

・減点要素
長すぎる話・専門的な話題 / 共感するポイントがない話をする

○聞くスキル
・加点要素
情報を詳細に尋ねる / 話し手の素朴な感情を明確化する / 素朴な気持ちに対してコメントする
話し手の話を聞く際にうなづきがみられる / 共通点を指摘する / 相づちのパターンが2つ以上

・減点要素
話し手の話に反応がない / 相手の気持ちに触れない質問をする

○話題を作るスキル
・加点要素
最近のニュースなど話題を作る / 話題を連想して、新たな話題を作る / 質問をして、新たな話題を作る
共通点をみつける / 話の最後に、話が広がる事柄を含める

・減点要素
一般的でない話題、専門的な話題を提供する / 言葉遊びによる連想など、個人的な話題の展開
話題が転換しているにも関わらず、すぐ後に以前の話題で明確になっていない点を明らかにしようとする

○場をまとめるスキル
・加点要素
発現量が少ないメンバーに質問する・コメントを求める

・減点要素
メンバーのコメントを否定する(冗談を除く)

○全体の評価
・加点要素
会話量が聞く・話すで同じか、聞く方が多い

・減点要素
30秒以上、無言

これらの行動は、必ず必要というわけではないが、これを意識して話す練習も時にしてみるといいと思う。

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