強迫性障害の不安の方向

強迫症(強迫性障害)
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洗浄強迫は、汚染対象に対して嫌悪感・不安感を感じ、その感情を消すために繰り返し、洗浄行為、回避行為を行う状態です。

この洗浄強迫の方の多いパターンとしては、自分の持ち物や大切にしているものが汚れないようにしていることが、多いのですが、中には人に迷惑をかけてしまいそうで強迫行為を繰り返す方もいます。

これは、他の強迫にも言えます。確認でも、縁起でも、純粋強迫観念でも同じです。

自分がどちらの方向に嫌悪感・不安感が発生するかを知っておくことは、とても役に立ちます。

曝露反応妨害法(暴露儀式妨害法)を行う際には、この方向性を考えながら、曝露反応妨害法を行うことになります。

自分が被害にあわないようにしているならば、自分に対して被害にあうような暴露になります。例えば、自分のものを汚す、被害にあっているイメージを想像するなどです。

一方、他人が被害に合わないようにしているならば、他人に被害が及ぶような暴露をします。例えば、町中をボールペンを持って歩く。包丁をバックに入れて歩くなどです。

参考:強迫症(強迫性障害)に対する認知行動療法

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